2010年06月14日

紋縁四方縁

先月、つくばみらい市の霊園からのお仕事で表替えをしたのですが、普段ではなかなか見る機会がない畳なので紹介したいと思います。


これは紋縁といわれる畳縁をつかい縁を四方全てに縫い付けているものです。
紋縁は神社仏閣に主に使われている縁で、紋の大きさが3種類あります。
この縁は一番小さな小紋で一般の畳に縁をつける時と同じ縁巾になってます。










紋縁をつける時に特に気をつけるのは紋が欠けないように角を決めること。
隣り合う畳と紋の数と位置を揃えること。
この畳は紋が欠けているのがわかります。紋の位置も揃っていませんでした。












今回は白い中紋を使って畳を明るくしたいと思います。
まずは畳の大きさに合わせて紋の数を決めます。はじめの縁の長さは大体でいいんです。
一般の畳だと一辺ごとに縁をつけていくのですが、四方縁の場合は角の真ん中できっちりと紋を出す為先に縁と縁をつなぎます。









縁をつないだら今度は位置を決めます。
紋縁は化繊のものではなく周布のものを使います。(周布の縁は水分で縮むのを利用する為)
角の他数箇所の紋の位置を決めて霧を吹き縁を縮めて畳の長さに合わせていきます。













位置が決まったら一般の畳と同じように縁を畳に縫いつけていきます。
一般の方が畳を縫っている格好を想像したときのあの縫い方。
下から上げてきた糸を肘を使って締めながらどんどん縫っていきます。











終わったら今度は返し縫いをします。
今回は枠に一枚づつ収まっている畳なので畳のサイドは見えない為、一般の畳のように縫いました。
角の紋がしっかり綺麗に出ているのが確認できますか?












返し縫いまで終わればほぼ完成。
全体に少し霧を吹いて縁にたるみが無くなるように仕上げます。
















中紋四方縁二枚を仕上げて納品です。
担当の方や事務の方にすごい綺麗になった。明るくなった。と言ってもらえて良かったです。











最近では単価の面で紋縁を使う神社仏閣も減ってしまっているのが現状です。
もしどこか旅行先などで紋縁がついている畳を見たら角の紋が欠けてないか、紋の数や位置が揃っているかなど見てみると面白いかもしれませんよ。

Posted by 6代目 at 16:36│Comments(0)
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よしや畳店6代目 吉谷 和眞
畳製作一級技能士
畳の良さを皆に伝えるために奮闘中!!