2015年07月01日
20150701

6月中旬に熊本八代へ刈り取り前のイ草の生育状況の確認と農家さんや問屋さんとの情報交換をしに行ってきました。
今現在は刈り取りまっただ中。ことしも沢山の畳屋さんがイ草生産農家の手伝いで八代を訪れています。
今年のイ草は日照不足や涼しさの影響からか全体的に短め。早刈りしたものは収量が2~3割減になっている模様。
消費税増税での駆け込み需要以降、停滞している出荷数量。激減した卸単価。
今年が不作だとすると生産農家の作付面積の縮小。廃業が加速しかねない状況だと思います。
そんななか福岡では畳の機械メーカー東海機器さんの畳替えキャンペーンの抽選会がありました。

私は出席したキャンペーン参加畳店の代表の一人として当選はがきを何通か選ばせて頂きました。
今回で第3回。9月からは第4回の応募期間が始まります。
下半期は上半期に比べて仕事が増えてくるので一人でも多くのお客様に国産くまもと畳表での畳替えを提案できるように
頑張っていきたいと思います。

もう一つはこの間霞が関で行われた畳類公正競争規約の総会資料です。
いつもは各県の畳組合の理事長や機械メーカーの方、材料商組合の方や霞が関のお役人の担当の方など
で会議を進めているのですが総会なので一般の畳屋さんでも参加できることから行ってきました。
一般の畳屋さんは3,4人だった気がします。
この規約が始まれば一般消費者がもっと安心して畳を替えることができる。
とのことですが、詐欺まがいの売り方がなくなるとは正直思えません。
産地の八代のイ草農家の気持ちを一般消費者に伝えるのがわれられ畳屋さんのお仕事でもあります。
畳職人が職人をするのは当たり前。黙って良い仕事をしていればいい時代ではありません。
もっと職人が産地に足を運んで気持ちを伝えられるようにならないといけません。
次は10月中ごろのイ草の品評会に合わせて熊本八代に行きたいと思います。
Posted by 6代目 at 15:11│Comments(0)
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